2011-07-02

青山氏講演/危機管理の意識について

学生質問「国民一人一人の危機管理の意識について伺いたい
  深刻な原発事故は福島が初めてだが、津波は初めてじゃない
  三陸は100年のうち3度大津波の被害を受けている
  岩手県宮古市の石碑に注目が集まった
  ここより下に家を建てるな
  昭和三陸地震の後に住民が被害者が出ないように建立したもの
  その存在もあって、今回の震災の被害は免れた
  津波の被害を警告する石碑はあるが、危機管理に生かされているのか
  東京大名誉教授の先生が失敗学を提唱しているが
  現在、未来に臨む姿勢を、危機管理や、社会にかけているのではと思う
  お考えを伺います」

 深刻な質問なんです
 愛国者なので日本の芳しくない話はしたくないが
 津波はまさしく学んでいないでしょ

 4月22日金曜日に原発に入ってきた
 東電が用意したコースを回るんじゃなくて
 自分で見たいところを原発の構内の中で吉田所長に提案して認めたところに行った

 一つだけ申すと、現場を確認したかったところの一つは、海側がどうか 
 直接津波がやってきたところはどうか
 いままでTVにでていないでしょ
 それを確認したいと、合意が成立して
 これはひどいな、という声がでた
 鉄策、丈夫なものがあるが、ぐにゃぐにゃにまがっていて
 小型戦術核のような兵器で(やられたような)

 ただよく見ると、海側すぐには原子炉建屋はない
 奥に原子炉建屋がある
 海側の施設は徹底的に破壊されているけれど、それが盾になって奥の原子炉建屋は守られた
 かつての津波、威力あった津波が来たのに
 日本の原子炉建屋は耐えた
 水素爆発は菅首相をはじめとする人災であって
 国会に呼ばれた時もそのことを申したが

 この話を聞くと、福島第一原発の本当のリスクは分かるでしょ
 汚染水もリスクだけど
 本当のリスクは違うでしょ
 今言いましたね、考えるヒントを込めていった
 自分で考えるのが学ぶということですからね

 いま福島に津波が来たのはたまたま来たのじゃない
 地球でプレートが動く時期で
 始まりは2004年、スマトラ島。7年前、なんとなく大きな地震があったの覚えているでしょ
 M9.1の地震で22万人の人が亡くなった
 そのあと2005年3月にもう一度M8.6の地震が来て大きな犠牲があった
 福島だけ2回目は来ないの?
 危機管理というなら備えるのが普通でしょ
 1回目は奥の原子炉建屋は守られた。爆発は人災でしょと
 もう一度津波がきたらどうなんですか
 盾になった建物はないんだよ
 原子炉建屋に直撃し、圧力容器格納容器を破壊することも想定しないといけない
 これまで全く何も報道されなかったし、政府に考えもなかった

 吉田さんという男の中の男
 命を落としてもいいとやっている吉田所長
 構内に防波堤を作れと言っていたのに、保安院は、建造物を作るなら検査とか手続きとかいろいろあって
 1年くらいかかると
 1年津波待ってくれるんですか
 間に立った東電の本店
 じゃあ土嚢を積みましょうと
 土嚢なら構造物じゃないから手続きがいらないと
 台風の時にため池のときに積むやつですよ
 これが現状なんです

 福島原子力災害が起きてなお、過去にすら学ぼうとしないのが現状であって
 打開するのが若い諸君と言いたいが
 若い諸君と高齢の人と合わせて連合しかない
 世代で分けるから国民の力が一つにならない
 過去に学んでいないのではと自分の問題として考えてくれたら
 戦艦大和の後に空母の時代が来たのになぜ大和にこだわったのかと

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