早稲田ファイナンス研究所の顧問である、野口悠紀雄先生の、震災復興に関する講演を聞いてきました。
結構専門的で難しい話かと思いきや、マクロ経済を学部で勉強したかどうかすらあやふやな自分にもわかりやすい内容で、大変勉強になりました。
今回はシリーズの2回目で、まだ続くようですのでみなさまもよろしければどうぞ。
http://www.waseda.jp/wnfs/finance/finance3.html
講演の主旨としては、「復興財源は対外資産の活用が最適」というもので、これは講演のタイトルでもあります。
あとは、
・消費税の一時的増税は、住宅など耐久消費財の市場が急激に冷え込む
・所得税だとその間に退職して退職金をもらう人に不公平
・税ならためられないものに課税すべき。例えば電気。需要抑制にも必要
・復興は資本的支出で将来にも便益を及ぼすものなので、借入の増加や資産の取り崩しで行うべき
(将来にも負担をかけるべき)
・内国債は、償還時に償還と増税が相殺しあい、日本の負担を増やさない
・外貨準備は変動金利制では不要なので取り崩すべき(米国債の売却)
・取り崩しに伴う円高は容認するべき
・為替評価損が顕在化するので財務省が嫌がるが、長期保持はさらなる円高をもたらす
といった内容でした。
まぁちょっとこれだけだとわかりにくいと思いますので、講演全文をアップしておきますのでよろしければご覧くださいませ。恐らく後日、公式サイトには動画もアップされると思いますが。
http://dl.dropbox.com/u/26558763/110720%20%E9%87%8E%E5%8F%A3%E6%82%A0%E7%B4%80%E9%9B%84%E5%85%88%E7%94%9F.txt
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