2011-07-02

青山氏講演/講演本編

・こういうラフな格好で申し訳ないです
 学生諸君だけかと思っていて
 ロータスというレーシングカーの公式なもので
 死ぬ前にサーキットに戻ろうと思いまして
 若い諸君にも着てほしいなと

 いまから1時間やるといわれて
 ちょっとおなかも空いていると思うが
 ぼくの講演は、長いと6時間
 短くても2時間半やっているんです
 それを1時間で話すのは困難ですが

 レジュメありますか
 レジュメというのは本来結論だけが簡単に描いてある
 でも結論はどこにもなくて
 演題も結論じゃない
 全部問いかけになっています 
 ぼくなりの根幹で
 あくまで問題提起
 ご自分の頭で考えてほしい
 本来13ページある。今回は1Pだが

 なぜ普段短くても2時間半やるかというと
 わたしたちは祖国について思い込みを捨てて考えるべきであると思うからです
 根っこは何か
 世界で唯一2000年を超える歴史を誇っている
 そういうことをいうと、ラーメンの宣伝によると中国は4000年
 人民解放軍の人は、(2000年の)3倍ありますと

 いまは皆英語が上手
 アメリカに留学させているから
 ぼくはかならず、嘘だと
 ぼくらは証人だと
 鎌倉時代に元寇というのがあった
 モンゴルに滅ぼされていた
 坂の上の雲のときは、相手はおさげ髪
 あれは漢人ではない
 明治時代でも何度も滅んでいるとわかる
 その中で日本は(皇紀)2671年目

 日本がすばらしいといっているわけではありません
 日本以外のすべての国々は、勝ったり負けたりを繰り返してきたから
 負けた時どう大事なものを守り通すのか
 自分たちの先祖が作り出したもの、祖国というものになるが
 祖国というだけで、右翼じゃないかと

 毎年近畿大学で言っているが
 祖国は英語でホームカントリー
 それでなぜ右翼と言われるか
 文化の共通の土台を守ってきたのはホームカントリー
 土台があるから青山のこと気に入らないと思っていても議論ができる
 負けた時こそ共通の土台をどう守るかを勉強練習する機会がある

 アメリカもベトナム戦争で負け、イラク戦争で負け、アフガンから撤退し始めているが
 アフガンなにもよくなっていない
 アメリカですらそうであり、ヨーロッパでも勝ったり負けたり繰り返してきた
 この国だけは、一度も負けなかったから
 66年前に初めて負けた時に、連合国のいうことを聞かないといけないと思い込んだんじゃないかと
 それが戦後の66年間じゃないのかというのが問いかけの根っこのところ

 ぼくが考えたいのは敗戦のとき
 暑くてもジャケットを着ていたのは、バッジを見てほしいから
 見えた? 青っぽいものついているでしょ
 意味知っている人?
 
学生「拉致被害者をまもるブルーリボン」

 みなさん拍手を
 皆さんに回したいくらいで。回すか
 拉致被害者を取り戻しましょうと

 みなさんと、考えたいことの一つは
 取り換えずバッチが青いのか
 空の色の青もあるんですよ
 本当は、日本海の色なんです
 どうして日本海の色を、救出活動のシンボルにしているかというと
 青く美しい日本海があるが、日本海は狭いですよね
 太平洋やインド洋と比べて
 狭い日本海を挟んだすぐそこに、めぐみちゃんは13才で拉致されたけれど
 時差もないんだよ
 いまそこにいるんだよ
 13歳で誘拐されてもぼくと何も変わらないんだよ

 この国の主人公はここにいるぼくらだけ
 最後の責任を取るのは誰なんですか
 敗戦後の教育は何も変わっていない
 ぼくは中学高校、一人早慶戦で大学2つもいっているが
 日教組の先生なんてあったことはない
 でも中身は変わらないと思う

 日本は戦争に負けたんだと
 自衛隊だから横田めぐみちゃんを助けに行けないんですよね
 それは戦争に負けたから、それを教わってきたが
 それは本当にそうなのか
 本当に平和国家なのか

 言われるのは、日本は平和ボケなんだから、といわれることがおおい
 平和だからボケたのか
 スウェーデンにいってください。働いたらいけないんだから
 ストックホルムの庁舎、ノーベル賞の授賞式をやる
 広大な地下室があって、完璧な空調、食糧、ずーっと戦争の準備をしてきた
 でも300年も戦争していない
 ならボケましたか

 サーブという自動車があるでしょ
 でも本当は重爆撃のメーカ。自動車は余興
 常にそう備えているから、建物の下にはシェルターがあって
 核攻撃にも備えている
 300年間平和でスウェーデンがボケなくて、日本は66年間

 平和ボケという人は、66年間平和だということ
 横田めぐみちゃんにとっては平和だったんですか
 主権国家として誘拐していった
 小泉総理が北朝鮮に行ったときに
 金正日が、国家機関が誘拐したと認めたんでしょ、援助金欲しいから
 国家機関により主人公がさらわれたんですよ
 一種の戦争行為でしょ
 とらわれている人たちは国民じゃないんですか
 性別も収入も関係ない、人々は主人公のはずなのに、何が主権国家だ
 そう考えると、66年間平和だといってきたことが間違っているうえに
 平和ボケで間違ったんじゃない
 菅直人だけがおかしいんじゃない
 教育のなれの果て
 作り上げたのが公のことを考えない人間
 菅さんが狂っているんじゃなくて、敗戦後の歴史が作り出したということを問いたい
 すべて私たち一人一人の問題

 狭い日本海を挟んでいるだけなのになぜ取り返せないのか
 問題提起している話は何か
 本で読んだり新聞で読んだりではなんです
 ぼくの話は現場で当事者に聞いただけ
 学校教育では聞いたことがないのに
 海外に出たら日本で当たり前のことがさかさまだと

 学生時代ドイツに行ったことがなかった
 仕事でドイツに行って、ベルリンでビールを飲んでいた
 そうすると高齢者に絡まれた
 けっこう海外でからまれるのは好きだが
 かれはへたくそな英語で。いったでしょ、メルケル首相は英語が下手で

 彼が言いたいのは、お前日本人かと
 そうですと、胸を張って
 じゃあなんでここでビールを飲んでいるんだと
 狭い日本海を挟んで誘拐されているのに、なんでビール飲んでいるんだと
 はっとしたが腹も立ったし
 答えたのは、我々は連合国に負けたからだと
 ドイツのご老人の目を見て、負けたからだといって
 そのとき凍りついた。相手ドイツ人だよ
 ドイツに自衛隊ありませんよ
 その時に戦争に負けたからこうだというのは、勝手に思い込んでいるんだと思った

 翌日コーヒブレイクになって
 ドイツの将軍と話して
 その時に、ぼくがきいたのは
 もし横田めぐみが日系ドイツ人だったら助けに行くのかと
 そしたら「私は聞きたかった」と
 逆に聞きたいと
 なんで誘拐されたとわかっていながら取り返しに行かないのかと
 もちろんドイツ国民が一人でもいれば、必ず救出に行くと
 なぜか、それは国際法上戦争ではない
 自国民の正当な救出行為だから
 一緒に安保理常任理事国に入ろうといいつつ
 なぜ救いに行かないのかと
 それが僕の一つの原点なんです

 この話は憲法9条とも絡み、敗戦の話とも絡むが
 右とか左とか絡むんですか
 なぜ主権国家に誘拐された国民を日本だけがとりもどしにいけないのか
 実務家になった時にどういうことをやるかというのに関係して
 普段はいい家庭のお父さんが強姦魔になっていたり
 日本の矛盾もひきずって
 記者時代に経験した一番大きい矛盾にぶつかろうとした
 それが安全保障

 役人がやることになっているが
 国家はぼくらから離れて特別なものがあるのか
 違いますよね
 国家安全保障は家族や友達を守ることであり
 嫌いなやつでも日本人なら守るのが安全保障
 国民がやらないといけない
 ぼくたちはこの国の主人公という意識がないんじゃないというのが、考えることじゃないですか
 そのうえで、あと(講演時間が)5時間と45分しかないが
 みなさんよければ本当に5時間やるんですよ

 朝まで生テレビに何で出なかったかというと、田原さんが拉致被害者が死んでるといったから
 でも有本恵子ちゃん、ぼくと同じ幼稚園
 有本さんも死んでいると田原さんが
 あなたは味方じゃないのかと。謝るべきだと言ったら、田原さんが謝った
 だから、生テレビも何年振りかに出た
 だから今日も朝まで生講演で
 
 拉致問題とっても、常識と違うし
 話はそれちゃったけれど。どこまで話したっけ
 国家安全保障は民間人がやるべきだと
 記者を20年やったから実務をやろうと
 実務とは何か。この国で実務となると兵器になるが
 しかし兵器はツールで、根幹は何かというと日本では特にエネルギー

 なぜ負ける戦争に突入したのか
 ぼくは戦うべきじゃなかったと思っている
 それを言うと右翼に殺されるかもしれないが
 なぜアメリカと戦うべきじゃないのかというと
 記者時代に昭和天皇の吐血下血が始まった
 みな生まれていないか
 共同通信の記者で、天皇班というタスクフォースに入った
 その中で、昭和天皇はリンカーン大統領の胸像を近くにおかれていたと
 開戦に反対だったということですかと
 明るい国民とたたかうなと
 ヒトラーやムッソリーニといった下品な成り上がりと手を組むなというのが本心だったと

 連合艦隊が浮かんでいればアジアの平和は保たれたと思っている
 なんで昭和天皇の矜持に逆らってあの戦争を始めたかというと
 自前のエネルギーがなかったからですよね
 侵略かどうかというのは意味がない
 中国に侵害したのはアメリカもイギリスもみなそうですよ
 日本はエネルギーがないから、連合国軍に封鎖されたときに
 突破口を開かないといけなかったから真珠湾攻撃をせざるを得なかった

 自前のエネルギーがなかったから300万人を失い
 人種差別のアメリカを相手にしたから人体実験の広島長崎を落とされ
 実験の結果を知っているのはアメリカだけだから原発を恐れるのだが
 そのことを踏まえて戦争が終わったなら
 勝とうが負けようが自前のエネルギーを持とうとするはずじゃないですか

 電気も多くは火力、アメリカのいいなりに、石油メジャーが中東と決めたとおりに買ってきた
 13年前に実務になった時に、自前のエネルギーとして原子力は重要だといった
 よって僕も重要な責任があって、それを背負わないといけないから
 高いうちに自分の体で現場に行き、調べないといけないと思った
 知らないことばかりだった

 実務家として議論を重ねてとんでもない話を聞いた
 一つが原子力で
 チェルノブイリで原稿を書いた
 日本の原発は安全だと
 いまだに誤報ではない
 何故かというと、日本の原子力技術は、原子炉が止まるからです
 津波、地震、台風、テロリズム、ヒューマンエラー、なにがあってもとまる
 嘘ではない。しかし、半分しか書いていない

 記者をやめて、技術者の間を歩いて行ったら
 必ずとまります、だが隠れた問題があって、冷やせなくなったらおしまいなんです
 福島のおかげで常識だが、その時はだれも知らない
 冷却ができなくなったらメルトダウン起こすというのは初耳だったから
 原子力やっている5社の社長会長にきいていった
 一人も知らなかった
 本当に知らない
 原子力出身の人が社長にならないし。関西電力の今の社長は珍しいが
 電力会社の社長にも隠されていた
 ぼくは非常に驚いた

 何時間でお釜が溶けるかというと
 そんなシミュレーションはできないといったが
 関西電力だけやってくれた
 たった4時間ですよ
 4時間ではほとんどなにもできない
 12年前です

 電力会社に対して、3つのことを提案した
 国民に対して、冷やせなくなったら終わりだと示すべきだと
 ぼくはそれでも自前のエネルギーを確保するためには重要な選択肢だが
 主人公は国民で、国民主権だと教えるが
 後半部分を教えていない
 最後の責任を取るのは誰なんだ。国民が取らないといけないんだから
 国民に問いかけて選択させるべきだと

 2つ目は冷やせなくなることがないよう国際協力すべきだと
 3つ目はそれでもだめだったら、実際汚染されたところだけ避難させるべきだと
 そうしたら圧力のてんこ盛りですよ

 民主党からなにがあったからというと、自民党も同じだが
 細野さんが、電話してきた
 かっこよくて爽やかで良心的な人に見えた
 多少の交流があったので電話がかかってきた
 (私は当時)三菱総研にいてTVにまだでていないが
 あなたは原発にリスクがあると
 国会は話せますかと
 すぐ行きますよと
 ありのままにしたら、勉強会は何の質問も出なかった

 翌日出社したら、当時の社長から電話があって
 社長室にいったら、民主党の勉強会で話したかと
 そしたらプチっとだけ切れて
 原発の話したら悪いですか! と
 (社長の)高橋さんはブチッ! と切れて
 そんなこといっていない! と
 議員から、電力総連の組織内議員から電話があって
 お宅の研究員が原発にはリスクがあるといった。大問題だと
 (本来)人間の技術にリスクがないものなんて存在しない

 それで社長はこうおっしゃった
 これはあなたを首にしろということ。おやめになるということか
 ぼくは、一点でも曇りがあるならやめる
 しかし推測でもなくシミュレーションまで経ていっているから、やめませんと
 そしたら痩せても枯れても三菱だと
 政治家の圧力とは戦うと
 高橋さん、若くして亡くなったが
 良心に従って生きる人は若くして亡くなるから覚悟するんだよ

 いままでの既得権益と違うことをはじめないとかわらない
 安全保障は役人どころかアメリカにまかせている
 他人にまかせたからボケたんでしょと

 ぼくの話は全部つながっていて
 スウェーデンの話を思い出してください
 他人に頼ることなく、自分に頼ろうとするからボケることなくシェルターを税金で支えている
 拉致問題も、被害者を取り戻すだけじゃなく
 ぼくたちの生き方が間違っているから被害者を取り戻せないということが根幹で
 原子力も自前のエネルギーとしてやろうとした
 事実として原子力には未来がない

 みんなの党の江田さんが液化天然ガスは大事だといったが、これも既得権益
 イギリス人に笑われた。エブリバディズパーティ、そんなのあるのかと笑われた
 江田さん(元)経産官僚でしょ

 ぼくらは日本海に結晶状のメタンハイドレートがあることがわかって
 調べる予算を付けるべきだと提案した。自民党政権に
 自民党政権時代に、(妻の)青山博士が初めて見つけた。国際特許を持っている
 魚群探知機でメタンハイドレートを見つけるという特許
 しかし特許料をもらったことがない
 アオヤマメソッドとよばれていて
 安い技術だから中国韓国必ずまねしてきます
 その時に戦争責任があるから文句いっちゃいけないとなる
 それを食い止めるために特許とっただけですと、祖国のためにと
 ぼくの講演も出ない人なのに。どこで祖国という話を聞いたのかと

 予算つけろといってもなかなかつけてくれない
 太平洋側もいずれとれるようになります
 日本海側がインセンティブになって研究は進む
 いままで500億使って悪かったといっているのではなく
 トライアンドエラーなんだから

 資源エネルギー庁長官、当時の
 なんていったかというと、青山ちゃんまずいんだよと
 なにがまずいんですかと
 日本海にあることを動画でもとって、お渡ししているわけです。まったくの無償で
 まずいんだよ、こちらは500億で一粒もとれずに
 あなたのほうがほとんどお金もかけずとれたというのがまずい
 あなたは同期役所にいないでしょと
 あなたトップになって十分目的果たしたじゃないかと
 いままでは出世したくて保身に走ってもしょうがないと
 死ぬ前は祖国のために働いたらどうなんだと

 その時の長官は、友情としてなんといったかというと
 青山ちゃん、あなたいずれ命に係わるよと
 官僚だから詳しい説明はしてくれなかったが

 いつも官僚をぼろっかすにいうが、民間の石油会社に言ったらどうかと
 そうだなと、大きな石油会社にいった
 社長にあって、資料を渡した。なにもかも
 政府がやらないなら民間どうしやりませんかと
 日経新聞とか産経新聞とか載っているのはうそですからね
 日本海は調査していないだけ

 竹島は、韓国軍の中で、国防大臣つかえた人
 意見の違う人でどれだけ友達がいるかが重要なんですよ
 言い合いにならない人からは情報なんて入ってこない
 小説「平成」に出てくる



 いまは韓国の民族の未来のために、メタンハイドレートのために竹島は手放せないと
 民間会社に会いに行って
 竹島含めて、沖ノ島含めて調査しようと

 社長が書類を手に、青山先生ともあろう方が商売するのかと
 あなた文系でしょ。われわれ東大の理学部工学部です
 技術者が見れば色々問題あるんですよと

 それは学校時代の話であって、独立総合研究所は文系理系両方いますよと
 なぜ天然ガスは液化させるのか。遠くから運んでくるから
 火力発電所の処方にも確認している
 どうしたら使えるか
 簡単ですよ、ほおっておけば溶けるんだから
 コストも断然安くなる
 しかし我々需要家だから
 政府が方針かえないとできないが
 CO2もかなり少ない

 話を戻すと、そういうこをと踏まえると
 あなたが言っているのはごまかしかというと
 そうかそこまでご存知ですかと 

 青山さん、あなた命に係わりますよ、と

 もっと本音言ってくれた
 負けた日本が勝ったアメリカのいうことを聞いているから世界は丸く収まっている
 立派に商売が成り立って、世界の経済大国ですと
 実用化されたら中東との関係も変わる
 アメリカや中国がだまってみているとおもいますかと
 あなたの命の問題ですと

 社長あなたは偉いと。役人が言えないことを言ってくれたと
 そのうえで言うがと
 100年たったらどうかと
 いまの従業員48,000人もいない
 人間の命はそういうもの

 あなたの話を聞いて、思い込みが分かった
 汚れた政治家と役人が悪いと思っていたが
 仕組みにぶら下がっている民間が問題だとわかった
 民間が変われば国が変わることが分かったからすごい有益でしたと

 社長は、青山さん、いまのビジネスをやめるわけにはいかないと
 日本は負けたままで、資源小国のままでうまくいっている
 拉致被害者返ってこなくてもいい
 しかし命の問題はそうかもしれないので考えてみると

 それが今までの経緯
 いま、太平洋の予算は倍近くなった
 日本海の予算は、より少なくなった 
 方や年間50億、日本海はいくらついたか
 これはね、示されたのは1千万円
 これでも喜んだ。個人借金含めてですよ

 大学の先生から横やりが入って 
 そんなものに予算出しちゃいけないと
 東京大学と政府がやっているんだ! と
 それで3百万円に減らされた
 本当に日本の既得権益は悪辣だなと
 船を出すということは、船を借りないといけない
 政府の船なのにレンタル料高い。油代も高い。片道300万円かかる。
 片道なんですよ
 予算は出したのに、やらせないように出している

 東京大学の(ごく一部の)良心的な先生が出してもらったりして
 それで行って甲板上で割ったらごろごろ出てきた
 石油工学はちゅうちゅう吸っているだけだから吸えない
 それで予算が増えるかと思ったら、自民党政権時代、予算が0になった
 成果が出たら予算が0になる国というのは、この国だけ

 思い込みなのは拉致被害者だけではなく、エネルギーにかかわっている
 この地図を変えちゃいけないという思い込みで全部がぐるになっている
 ぐるになっていないのは普通の暮らしをしている人たち
 テレビが嫌いだけど顔を出すのは、普通の人だけが国を変えられるから

 あと6分間だけ言うと
 被災地で2つのことを思った
 ぼくが出会ったのは19歳から67歳までの作業員の方
 実際に構内に入って、手をつないでいった
 風呂に入れないと、手から荒れていくが
 みなしっかりしている
 責任があるからボランティアで来ているといっている。日当はあるでしょうが
 硫黄島の英霊たちを思い出した

 命令されたからじゃなくて、人のために祖国のために硫黄島の方はなくなり
 この瞬間も拉致被害者の方はとらわれた方
 硫黄島で亡くなった2万人、玉砕という
 玉砕の島、硫黄島だけ日本の島です。東京都
 だから、日本で戦争に負けても、2万人が祖国に帰っているはずが
 1万3千人が硫黄島に取り残された方
 米軍の滑走路の下に取り残された方
 当時は職業軍人が残ってなくて、働く軍人が戦っていて
 亡骸の上に米軍がコンクリートを流し込んで
 本土を空襲するために

 私たちの問題は、硫黄島は日本に帰ってきました
 最初に帰ってきたのが硫黄島
 普通の国であったなら、日本兵が悪者と思い込んでいなければ
 どんなに批判があろうが、兵士は祖国のために戦ったのだから
 滑走路をはがして遺骨を回収するでしょ
 それなのに政府は何をしたかというと、滑走路の恥だけはがして遺骨を返した
 あとの8割はそのまま使った方が便利ということで、今も使っている
 私たちの自衛隊機が踏みつけにしている
 その人たちと原発の作業員が重なって見えた

 最後の放送をしていた、津波が来ますと
 そのおかげで逃げられた人もいるんですよ
 その人と重なるのが沖縄の学徒看護隊の15歳の少女たち
 沖縄の白梅の党に何を学ぶかと
 学徒看護隊はひめゆり部隊意外に8つあった
 ひめゆりだけが観光地になって、ほかは忘れられた
 まずは白梅の党に行ってください
 行ったら分かることがある

 ぼくが最初に行ったのは26歳で共同通信に入った夏休み
 タクシーで回っていたら、あなた若いのにどうして陰気なところばかりと
 私は記者だから、ダイビングはせずに戦争の後を回りたいと
 それで連れて行ってくれたのが白梅の党
 当時はすごく暗い雰囲気で
 おさげ髪の少女がいておののいた
 沖縄の人もようやく、そこにお参りしてくれるようになり
 本土でも話すようになったら、慰霊にいってくれるようになり
 ぱっと明るくなったんですよ

 最後に申したいのは、政治がどれほど堕落して、官僚が志を失っても
 庶民に根差した、人のために生きることの方がうれしいのだと
 武士道は、人のために死ぬこととみつけたと
 だから生きろということ
 人のために生きることで人生は輝く
 だから僕たち普通の国民は力を合わせようということ

 今度は硫黄島と白梅の話をもう一度したい
 福島も硫黄島も入れないが白梅は行けますから
 みなさん暑い中本当にありがとうございました

2 件のコメント:

  1. 講師の青山氏とはどこの誰なのですか。せっかくの講演の文字起こしですが、講演者の名前もなく(姓だけはわかります)、肩書の紹介もないのは、講師に対しても、読者に対しても失礼だと思いますが…。

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    1. 独立総合研究所代表取締役社長の青山繁晴さんですね。
      ↓TVなどでおなじみ、という雑な表現になっちゃってますが……。
      http://wbsmot.blogspot.jp/2011/07/blog-post_7149.html

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