2011-07-20

野口悠紀雄先生講演「復興財源は対外資産の活用が最適」

 早稲田ファイナンス研究所の顧問である、野口悠紀雄先生の、震災復興に関する講演を聞いてきました。
 結構専門的で難しい話かと思いきや、マクロ経済を学部で勉強したかどうかすらあやふやな自分にもわかりやすい内容で、大変勉強になりました。
 今回はシリーズの2回目で、まだ続くようですのでみなさまもよろしければどうぞ。
 http://www.waseda.jp/wnfs/finance/finance3.html

 講演の主旨としては、「復興財源は対外資産の活用が最適」というもので、これは講演のタイトルでもあります。
 あとは、

 ・消費税の一時的増税は、住宅など耐久消費財の市場が急激に冷え込む
 ・所得税だとその間に退職して退職金をもらう人に不公平
 ・税ならためられないものに課税すべき。例えば電気。需要抑制にも必要
 ・復興は資本的支出で将来にも便益を及ぼすものなので、借入の増加や資産の取り崩しで行うべき
  (将来にも負担をかけるべき)
 ・内国債は、償還時に償還と増税が相殺しあい、日本の負担を増やさない
 ・外貨準備は変動金利制では不要なので取り崩すべき(米国債の売却)
 ・取り崩しに伴う円高は容認するべき
 ・為替評価損が顕在化するので財務省が嫌がるが、長期保持はさらなる円高をもたらす

 といった内容でした。
 
 まぁちょっとこれだけだとわかりにくいと思いますので、講演全文をアップしておきますのでよろしければご覧くださいませ。恐らく後日、公式サイトには動画もアップされると思いますが。
 http://dl.dropbox.com/u/26558763/110720%20%E9%87%8E%E5%8F%A3%E6%82%A0%E7%B4%80%E9%9B%84%E5%85%88%E7%94%9F.txt

2011-07-02

青山氏講演 【目次】

 ゼミが休講になったので、会社を早めに抜けだして、TVなどでもおなじみの青山繁晴さんの講演会に行ってきました。
 震災や原発に関連する話から、日本人の魂にかかわる話まで、大変興味深い話をアツく語っていただき、あっという間の3時間半でした。
 内容について(例によって)以下共有しますので、興味あるテーマだけでも是非ご覧ください。


■早大政友会前期講演会
 青山繁晴氏講演会「祖国の新生はどこにあるか」
□日時:2011年7月1日(金)16:30~20:00
□場所:早大大隈講堂大講堂
□主催:早大政友会

○第1部 早大政友会との一問一答

 1.メタンハイドレートについて
  
 2.危機管理の意識について
  
 3.経済復興と電力問題について
  
 4.復興後の都市構想について

 5.ジャーナリズムは本来の使命を果たしているか
  
 6.報道のタブーについて
  
 7.シーレーン防衛について
  
 8.エネルギー戦略について
  
○第2部 講演会
  

青山氏講演/講演本編

・こういうラフな格好で申し訳ないです
 学生諸君だけかと思っていて
 ロータスというレーシングカーの公式なもので
 死ぬ前にサーキットに戻ろうと思いまして
 若い諸君にも着てほしいなと

 いまから1時間やるといわれて
 ちょっとおなかも空いていると思うが
 ぼくの講演は、長いと6時間
 短くても2時間半やっているんです
 それを1時間で話すのは困難ですが

 レジュメありますか
 レジュメというのは本来結論だけが簡単に描いてある
 でも結論はどこにもなくて
 演題も結論じゃない
 全部問いかけになっています 
 ぼくなりの根幹で
 あくまで問題提起
 ご自分の頭で考えてほしい
 本来13ページある。今回は1Pだが

 なぜ普段短くても2時間半やるかというと
 わたしたちは祖国について思い込みを捨てて考えるべきであると思うからです
 根っこは何か
 世界で唯一2000年を超える歴史を誇っている
 そういうことをいうと、ラーメンの宣伝によると中国は4000年
 人民解放軍の人は、(2000年の)3倍ありますと

 いまは皆英語が上手
 アメリカに留学させているから
 ぼくはかならず、嘘だと
 ぼくらは証人だと
 鎌倉時代に元寇というのがあった
 モンゴルに滅ぼされていた
 坂の上の雲のときは、相手はおさげ髪
 あれは漢人ではない
 明治時代でも何度も滅んでいるとわかる
 その中で日本は(皇紀)2671年目

 日本がすばらしいといっているわけではありません
 日本以外のすべての国々は、勝ったり負けたりを繰り返してきたから
 負けた時どう大事なものを守り通すのか
 自分たちの先祖が作り出したもの、祖国というものになるが
 祖国というだけで、右翼じゃないかと

 毎年近畿大学で言っているが
 祖国は英語でホームカントリー
 それでなぜ右翼と言われるか
 文化の共通の土台を守ってきたのはホームカントリー
 土台があるから青山のこと気に入らないと思っていても議論ができる
 負けた時こそ共通の土台をどう守るかを勉強練習する機会がある

 アメリカもベトナム戦争で負け、イラク戦争で負け、アフガンから撤退し始めているが
 アフガンなにもよくなっていない
 アメリカですらそうであり、ヨーロッパでも勝ったり負けたり繰り返してきた
 この国だけは、一度も負けなかったから
 66年前に初めて負けた時に、連合国のいうことを聞かないといけないと思い込んだんじゃないかと
 それが戦後の66年間じゃないのかというのが問いかけの根っこのところ

 ぼくが考えたいのは敗戦のとき
 暑くてもジャケットを着ていたのは、バッジを見てほしいから
 見えた? 青っぽいものついているでしょ
 意味知っている人?
 
学生「拉致被害者をまもるブルーリボン」

 みなさん拍手を
 皆さんに回したいくらいで。回すか
 拉致被害者を取り戻しましょうと

 みなさんと、考えたいことの一つは
 取り換えずバッチが青いのか
 空の色の青もあるんですよ
 本当は、日本海の色なんです
 どうして日本海の色を、救出活動のシンボルにしているかというと
 青く美しい日本海があるが、日本海は狭いですよね
 太平洋やインド洋と比べて
 狭い日本海を挟んだすぐそこに、めぐみちゃんは13才で拉致されたけれど
 時差もないんだよ
 いまそこにいるんだよ
 13歳で誘拐されてもぼくと何も変わらないんだよ

 この国の主人公はここにいるぼくらだけ
 最後の責任を取るのは誰なんですか
 敗戦後の教育は何も変わっていない
 ぼくは中学高校、一人早慶戦で大学2つもいっているが
 日教組の先生なんてあったことはない
 でも中身は変わらないと思う

 日本は戦争に負けたんだと
 自衛隊だから横田めぐみちゃんを助けに行けないんですよね
 それは戦争に負けたから、それを教わってきたが
 それは本当にそうなのか
 本当に平和国家なのか

 言われるのは、日本は平和ボケなんだから、といわれることがおおい
 平和だからボケたのか
 スウェーデンにいってください。働いたらいけないんだから
 ストックホルムの庁舎、ノーベル賞の授賞式をやる
 広大な地下室があって、完璧な空調、食糧、ずーっと戦争の準備をしてきた
 でも300年も戦争していない
 ならボケましたか

 サーブという自動車があるでしょ
 でも本当は重爆撃のメーカ。自動車は余興
 常にそう備えているから、建物の下にはシェルターがあって
 核攻撃にも備えている
 300年間平和でスウェーデンがボケなくて、日本は66年間

 平和ボケという人は、66年間平和だということ
 横田めぐみちゃんにとっては平和だったんですか
 主権国家として誘拐していった
 小泉総理が北朝鮮に行ったときに
 金正日が、国家機関が誘拐したと認めたんでしょ、援助金欲しいから
 国家機関により主人公がさらわれたんですよ
 一種の戦争行為でしょ
 とらわれている人たちは国民じゃないんですか
 性別も収入も関係ない、人々は主人公のはずなのに、何が主権国家だ
 そう考えると、66年間平和だといってきたことが間違っているうえに
 平和ボケで間違ったんじゃない
 菅直人だけがおかしいんじゃない
 教育のなれの果て
 作り上げたのが公のことを考えない人間
 菅さんが狂っているんじゃなくて、敗戦後の歴史が作り出したということを問いたい
 すべて私たち一人一人の問題

 狭い日本海を挟んでいるだけなのになぜ取り返せないのか
 問題提起している話は何か
 本で読んだり新聞で読んだりではなんです
 ぼくの話は現場で当事者に聞いただけ
 学校教育では聞いたことがないのに
 海外に出たら日本で当たり前のことがさかさまだと

 学生時代ドイツに行ったことがなかった
 仕事でドイツに行って、ベルリンでビールを飲んでいた
 そうすると高齢者に絡まれた
 けっこう海外でからまれるのは好きだが
 かれはへたくそな英語で。いったでしょ、メルケル首相は英語が下手で

 彼が言いたいのは、お前日本人かと
 そうですと、胸を張って
 じゃあなんでここでビールを飲んでいるんだと
 狭い日本海を挟んで誘拐されているのに、なんでビール飲んでいるんだと
 はっとしたが腹も立ったし
 答えたのは、我々は連合国に負けたからだと
 ドイツのご老人の目を見て、負けたからだといって
 そのとき凍りついた。相手ドイツ人だよ
 ドイツに自衛隊ありませんよ
 その時に戦争に負けたからこうだというのは、勝手に思い込んでいるんだと思った

 翌日コーヒブレイクになって
 ドイツの将軍と話して
 その時に、ぼくがきいたのは
 もし横田めぐみが日系ドイツ人だったら助けに行くのかと
 そしたら「私は聞きたかった」と
 逆に聞きたいと
 なんで誘拐されたとわかっていながら取り返しに行かないのかと
 もちろんドイツ国民が一人でもいれば、必ず救出に行くと
 なぜか、それは国際法上戦争ではない
 自国民の正当な救出行為だから
 一緒に安保理常任理事国に入ろうといいつつ
 なぜ救いに行かないのかと
 それが僕の一つの原点なんです

 この話は憲法9条とも絡み、敗戦の話とも絡むが
 右とか左とか絡むんですか
 なぜ主権国家に誘拐された国民を日本だけがとりもどしにいけないのか
 実務家になった時にどういうことをやるかというのに関係して
 普段はいい家庭のお父さんが強姦魔になっていたり
 日本の矛盾もひきずって
 記者時代に経験した一番大きい矛盾にぶつかろうとした
 それが安全保障

 役人がやることになっているが
 国家はぼくらから離れて特別なものがあるのか
 違いますよね
 国家安全保障は家族や友達を守ることであり
 嫌いなやつでも日本人なら守るのが安全保障
 国民がやらないといけない
 ぼくたちはこの国の主人公という意識がないんじゃないというのが、考えることじゃないですか
 そのうえで、あと(講演時間が)5時間と45分しかないが
 みなさんよければ本当に5時間やるんですよ

 朝まで生テレビに何で出なかったかというと、田原さんが拉致被害者が死んでるといったから
 でも有本恵子ちゃん、ぼくと同じ幼稚園
 有本さんも死んでいると田原さんが
 あなたは味方じゃないのかと。謝るべきだと言ったら、田原さんが謝った
 だから、生テレビも何年振りかに出た
 だから今日も朝まで生講演で
 
 拉致問題とっても、常識と違うし
 話はそれちゃったけれど。どこまで話したっけ
 国家安全保障は民間人がやるべきだと
 記者を20年やったから実務をやろうと
 実務とは何か。この国で実務となると兵器になるが
 しかし兵器はツールで、根幹は何かというと日本では特にエネルギー

 なぜ負ける戦争に突入したのか
 ぼくは戦うべきじゃなかったと思っている
 それを言うと右翼に殺されるかもしれないが
 なぜアメリカと戦うべきじゃないのかというと
 記者時代に昭和天皇の吐血下血が始まった
 みな生まれていないか
 共同通信の記者で、天皇班というタスクフォースに入った
 その中で、昭和天皇はリンカーン大統領の胸像を近くにおかれていたと
 開戦に反対だったということですかと
 明るい国民とたたかうなと
 ヒトラーやムッソリーニといった下品な成り上がりと手を組むなというのが本心だったと

 連合艦隊が浮かんでいればアジアの平和は保たれたと思っている
 なんで昭和天皇の矜持に逆らってあの戦争を始めたかというと
 自前のエネルギーがなかったからですよね
 侵略かどうかというのは意味がない
 中国に侵害したのはアメリカもイギリスもみなそうですよ
 日本はエネルギーがないから、連合国軍に封鎖されたときに
 突破口を開かないといけなかったから真珠湾攻撃をせざるを得なかった

 自前のエネルギーがなかったから300万人を失い
 人種差別のアメリカを相手にしたから人体実験の広島長崎を落とされ
 実験の結果を知っているのはアメリカだけだから原発を恐れるのだが
 そのことを踏まえて戦争が終わったなら
 勝とうが負けようが自前のエネルギーを持とうとするはずじゃないですか

 電気も多くは火力、アメリカのいいなりに、石油メジャーが中東と決めたとおりに買ってきた
 13年前に実務になった時に、自前のエネルギーとして原子力は重要だといった
 よって僕も重要な責任があって、それを背負わないといけないから
 高いうちに自分の体で現場に行き、調べないといけないと思った
 知らないことばかりだった

 実務家として議論を重ねてとんでもない話を聞いた
 一つが原子力で
 チェルノブイリで原稿を書いた
 日本の原発は安全だと
 いまだに誤報ではない
 何故かというと、日本の原子力技術は、原子炉が止まるからです
 津波、地震、台風、テロリズム、ヒューマンエラー、なにがあってもとまる
 嘘ではない。しかし、半分しか書いていない

 記者をやめて、技術者の間を歩いて行ったら
 必ずとまります、だが隠れた問題があって、冷やせなくなったらおしまいなんです
 福島のおかげで常識だが、その時はだれも知らない
 冷却ができなくなったらメルトダウン起こすというのは初耳だったから
 原子力やっている5社の社長会長にきいていった
 一人も知らなかった
 本当に知らない
 原子力出身の人が社長にならないし。関西電力の今の社長は珍しいが
 電力会社の社長にも隠されていた
 ぼくは非常に驚いた

 何時間でお釜が溶けるかというと
 そんなシミュレーションはできないといったが
 関西電力だけやってくれた
 たった4時間ですよ
 4時間ではほとんどなにもできない
 12年前です

 電力会社に対して、3つのことを提案した
 国民に対して、冷やせなくなったら終わりだと示すべきだと
 ぼくはそれでも自前のエネルギーを確保するためには重要な選択肢だが
 主人公は国民で、国民主権だと教えるが
 後半部分を教えていない
 最後の責任を取るのは誰なんだ。国民が取らないといけないんだから
 国民に問いかけて選択させるべきだと

 2つ目は冷やせなくなることがないよう国際協力すべきだと
 3つ目はそれでもだめだったら、実際汚染されたところだけ避難させるべきだと
 そうしたら圧力のてんこ盛りですよ

 民主党からなにがあったからというと、自民党も同じだが
 細野さんが、電話してきた
 かっこよくて爽やかで良心的な人に見えた
 多少の交流があったので電話がかかってきた
 (私は当時)三菱総研にいてTVにまだでていないが
 あなたは原発にリスクがあると
 国会は話せますかと
 すぐ行きますよと
 ありのままにしたら、勉強会は何の質問も出なかった

 翌日出社したら、当時の社長から電話があって
 社長室にいったら、民主党の勉強会で話したかと
 そしたらプチっとだけ切れて
 原発の話したら悪いですか! と
 (社長の)高橋さんはブチッ! と切れて
 そんなこといっていない! と
 議員から、電力総連の組織内議員から電話があって
 お宅の研究員が原発にはリスクがあるといった。大問題だと
 (本来)人間の技術にリスクがないものなんて存在しない

 それで社長はこうおっしゃった
 これはあなたを首にしろということ。おやめになるということか
 ぼくは、一点でも曇りがあるならやめる
 しかし推測でもなくシミュレーションまで経ていっているから、やめませんと
 そしたら痩せても枯れても三菱だと
 政治家の圧力とは戦うと
 高橋さん、若くして亡くなったが
 良心に従って生きる人は若くして亡くなるから覚悟するんだよ

 いままでの既得権益と違うことをはじめないとかわらない
 安全保障は役人どころかアメリカにまかせている
 他人にまかせたからボケたんでしょと

 ぼくの話は全部つながっていて
 スウェーデンの話を思い出してください
 他人に頼ることなく、自分に頼ろうとするからボケることなくシェルターを税金で支えている
 拉致問題も、被害者を取り戻すだけじゃなく
 ぼくたちの生き方が間違っているから被害者を取り戻せないということが根幹で
 原子力も自前のエネルギーとしてやろうとした
 事実として原子力には未来がない

 みんなの党の江田さんが液化天然ガスは大事だといったが、これも既得権益
 イギリス人に笑われた。エブリバディズパーティ、そんなのあるのかと笑われた
 江田さん(元)経産官僚でしょ

 ぼくらは日本海に結晶状のメタンハイドレートがあることがわかって
 調べる予算を付けるべきだと提案した。自民党政権に
 自民党政権時代に、(妻の)青山博士が初めて見つけた。国際特許を持っている
 魚群探知機でメタンハイドレートを見つけるという特許
 しかし特許料をもらったことがない
 アオヤマメソッドとよばれていて
 安い技術だから中国韓国必ずまねしてきます
 その時に戦争責任があるから文句いっちゃいけないとなる
 それを食い止めるために特許とっただけですと、祖国のためにと
 ぼくの講演も出ない人なのに。どこで祖国という話を聞いたのかと

 予算つけろといってもなかなかつけてくれない
 太平洋側もいずれとれるようになります
 日本海側がインセンティブになって研究は進む
 いままで500億使って悪かったといっているのではなく
 トライアンドエラーなんだから

 資源エネルギー庁長官、当時の
 なんていったかというと、青山ちゃんまずいんだよと
 なにがまずいんですかと
 日本海にあることを動画でもとって、お渡ししているわけです。まったくの無償で
 まずいんだよ、こちらは500億で一粒もとれずに
 あなたのほうがほとんどお金もかけずとれたというのがまずい
 あなたは同期役所にいないでしょと
 あなたトップになって十分目的果たしたじゃないかと
 いままでは出世したくて保身に走ってもしょうがないと
 死ぬ前は祖国のために働いたらどうなんだと

 その時の長官は、友情としてなんといったかというと
 青山ちゃん、あなたいずれ命に係わるよと
 官僚だから詳しい説明はしてくれなかったが

 いつも官僚をぼろっかすにいうが、民間の石油会社に言ったらどうかと
 そうだなと、大きな石油会社にいった
 社長にあって、資料を渡した。なにもかも
 政府がやらないなら民間どうしやりませんかと
 日経新聞とか産経新聞とか載っているのはうそですからね
 日本海は調査していないだけ

 竹島は、韓国軍の中で、国防大臣つかえた人
 意見の違う人でどれだけ友達がいるかが重要なんですよ
 言い合いにならない人からは情報なんて入ってこない
 小説「平成」に出てくる



 いまは韓国の民族の未来のために、メタンハイドレートのために竹島は手放せないと
 民間会社に会いに行って
 竹島含めて、沖ノ島含めて調査しようと

 社長が書類を手に、青山先生ともあろう方が商売するのかと
 あなた文系でしょ。われわれ東大の理学部工学部です
 技術者が見れば色々問題あるんですよと

 それは学校時代の話であって、独立総合研究所は文系理系両方いますよと
 なぜ天然ガスは液化させるのか。遠くから運んでくるから
 火力発電所の処方にも確認している
 どうしたら使えるか
 簡単ですよ、ほおっておけば溶けるんだから
 コストも断然安くなる
 しかし我々需要家だから
 政府が方針かえないとできないが
 CO2もかなり少ない

 話を戻すと、そういうこをと踏まえると
 あなたが言っているのはごまかしかというと
 そうかそこまでご存知ですかと 

 青山さん、あなた命に係わりますよ、と

 もっと本音言ってくれた
 負けた日本が勝ったアメリカのいうことを聞いているから世界は丸く収まっている
 立派に商売が成り立って、世界の経済大国ですと
 実用化されたら中東との関係も変わる
 アメリカや中国がだまってみているとおもいますかと
 あなたの命の問題ですと

 社長あなたは偉いと。役人が言えないことを言ってくれたと
 そのうえで言うがと
 100年たったらどうかと
 いまの従業員48,000人もいない
 人間の命はそういうもの

 あなたの話を聞いて、思い込みが分かった
 汚れた政治家と役人が悪いと思っていたが
 仕組みにぶら下がっている民間が問題だとわかった
 民間が変われば国が変わることが分かったからすごい有益でしたと

 社長は、青山さん、いまのビジネスをやめるわけにはいかないと
 日本は負けたままで、資源小国のままでうまくいっている
 拉致被害者返ってこなくてもいい
 しかし命の問題はそうかもしれないので考えてみると

 それが今までの経緯
 いま、太平洋の予算は倍近くなった
 日本海の予算は、より少なくなった 
 方や年間50億、日本海はいくらついたか
 これはね、示されたのは1千万円
 これでも喜んだ。個人借金含めてですよ

 大学の先生から横やりが入って 
 そんなものに予算出しちゃいけないと
 東京大学と政府がやっているんだ! と
 それで3百万円に減らされた
 本当に日本の既得権益は悪辣だなと
 船を出すということは、船を借りないといけない
 政府の船なのにレンタル料高い。油代も高い。片道300万円かかる。
 片道なんですよ
 予算は出したのに、やらせないように出している

 東京大学の(ごく一部の)良心的な先生が出してもらったりして
 それで行って甲板上で割ったらごろごろ出てきた
 石油工学はちゅうちゅう吸っているだけだから吸えない
 それで予算が増えるかと思ったら、自民党政権時代、予算が0になった
 成果が出たら予算が0になる国というのは、この国だけ

 思い込みなのは拉致被害者だけではなく、エネルギーにかかわっている
 この地図を変えちゃいけないという思い込みで全部がぐるになっている
 ぐるになっていないのは普通の暮らしをしている人たち
 テレビが嫌いだけど顔を出すのは、普通の人だけが国を変えられるから

 あと6分間だけ言うと
 被災地で2つのことを思った
 ぼくが出会ったのは19歳から67歳までの作業員の方
 実際に構内に入って、手をつないでいった
 風呂に入れないと、手から荒れていくが
 みなしっかりしている
 責任があるからボランティアで来ているといっている。日当はあるでしょうが
 硫黄島の英霊たちを思い出した

 命令されたからじゃなくて、人のために祖国のために硫黄島の方はなくなり
 この瞬間も拉致被害者の方はとらわれた方
 硫黄島で亡くなった2万人、玉砕という
 玉砕の島、硫黄島だけ日本の島です。東京都
 だから、日本で戦争に負けても、2万人が祖国に帰っているはずが
 1万3千人が硫黄島に取り残された方
 米軍の滑走路の下に取り残された方
 当時は職業軍人が残ってなくて、働く軍人が戦っていて
 亡骸の上に米軍がコンクリートを流し込んで
 本土を空襲するために

 私たちの問題は、硫黄島は日本に帰ってきました
 最初に帰ってきたのが硫黄島
 普通の国であったなら、日本兵が悪者と思い込んでいなければ
 どんなに批判があろうが、兵士は祖国のために戦ったのだから
 滑走路をはがして遺骨を回収するでしょ
 それなのに政府は何をしたかというと、滑走路の恥だけはがして遺骨を返した
 あとの8割はそのまま使った方が便利ということで、今も使っている
 私たちの自衛隊機が踏みつけにしている
 その人たちと原発の作業員が重なって見えた

 最後の放送をしていた、津波が来ますと
 そのおかげで逃げられた人もいるんですよ
 その人と重なるのが沖縄の学徒看護隊の15歳の少女たち
 沖縄の白梅の党に何を学ぶかと
 学徒看護隊はひめゆり部隊意外に8つあった
 ひめゆりだけが観光地になって、ほかは忘れられた
 まずは白梅の党に行ってください
 行ったら分かることがある

 ぼくが最初に行ったのは26歳で共同通信に入った夏休み
 タクシーで回っていたら、あなた若いのにどうして陰気なところばかりと
 私は記者だから、ダイビングはせずに戦争の後を回りたいと
 それで連れて行ってくれたのが白梅の党
 当時はすごく暗い雰囲気で
 おさげ髪の少女がいておののいた
 沖縄の人もようやく、そこにお参りしてくれるようになり
 本土でも話すようになったら、慰霊にいってくれるようになり
 ぱっと明るくなったんですよ

 最後に申したいのは、政治がどれほど堕落して、官僚が志を失っても
 庶民に根差した、人のために生きることの方がうれしいのだと
 武士道は、人のために死ぬこととみつけたと
 だから生きろということ
 人のために生きることで人生は輝く
 だから僕たち普通の国民は力を合わせようということ

 今度は硫黄島と白梅の話をもう一度したい
 福島も硫黄島も入れないが白梅は行けますから
 みなさん暑い中本当にありがとうございました

青山氏講演/エネルギー戦略について

学生質問「日本のエネルギー戦略について伺いたい
  福島の事故を経て、スイス、ドイツにつづきイタリアも原発を撤廃した
  しかし日本はフランスなどから電力を買うこともできない
  メルトダウンやその後の対応は信頼を失った
  国際的評価を取り戻すには、先ほどのメタンハイドレートや、
  もう少し詳しくお伺いしたいが、対外的にどう発信できるのかなと」

・(今の質問をするのに)悩んだなあ。君が最後でしょ
 青山は答えに当たることをさっさとしゃべっちゃったと
 でも君の質問もいきている
 ヨーロッパは前から反原発が強いのはなんでですか

学生「チェルノブイリの事故があったから」

 そうですね、記憶がなまなましい
 まだ25年しかたっていない
 ヨーロッパで原発が嫌いという世論は強い

 ドイツスイスイタリアと脱原発となっているが
 ヨーロッパは原発の比率はふえるだろうと
 国同士で融通している
 原子力の電気がグルグルまわるだけ
 スイスはテロ対策について日本に勉強に来たこともある
 全体としては原発に依存しているわけです

 ヨーロッパが反原発に最近なっているからどうかというのはリアリティがなくて
 今までと変わっていない
 (右派政権の)メルケルはやめるというのを言っていたが、(その中で)福島が起きた
 政権が脆弱ということもあって
 本当はフランスの電気を買うのと変わらないが
 ニュースのことが安直に載っているなあというのは感じる

 日本では原子力の未来はありません
 民間会社なのに国家からやらされているが
 原点は民間です

 ぼくの本業は原発のテロ警備だが
 アメリカは民間警備なのに武装ヘリから展開しているが
 元海兵隊員とかね、シールズにいたとか
 ドイツも武装できるが、日本はできない
 日本は警官隊が守るしかない
 民間企業の原発を税金の警官が守るのかと
 そこが一番苦労したが 
 テロ警備に悩むくらい、民間企業が原発をやっている

 ぼくは他の電力会社もまわって
 企業でしょと
 原子力やるために企業やっているんじゃないと
 原子力だけが企業を支えると思うのをやめたらどうかと
 コスト計算も間違っているところが多いと
 それでも原子力がいいなら株主や国民に問うてくださいと
 根っこから考えるべきだと
 国策だからというが、民間会社でしょと
 原発を続けるかは、今年の株主総会を乗り切ったとかじゃなくて
 乗り切ろうとするから東電の総会も無駄な6時間になる

 ぼくは記者時代から、電力会社に行く人は真面目な人が多い
 同時に公のことをしたいという人が多い
 僕が福島の原発に入れた最初のきっかけは、独立総合研究所の本社に、東電の人が二人来た
 エンジニアと事務方の中堅社員が、自分の意志で来た
 どうしたかというと、頭が膝に入るくらいうつむいているから顔を上げてくださいと
 本当は5m高かったらこの事故はなかったので東電の責任は重大だが
 中堅の社員はこつこつはたらいてきたんでしょと。誇りを持つべきだと 
 だから、フェアな説明をしたいと二人はやってきた

 その気はあるなら福島第一原発は専門家なら入れる状況ですと言われたのは最初
 政府にも確認したら、専門家に一人もオファーがないと
 記者だけの話じゃない
 だから僕はいかないといけないと思うし
 いままで原発が重要な選択肢だといってきた責任もあるし
 電力会社の人たちも責められて頭を下げるんじゃなくて、原点に戻って国民に今日供給するところに戻れば
 原子力にこだわることはない
 民間から問題提議することが一番いい方法
 お上の考えを待つのじゃなくて

青山氏講演/シーレーン防衛について

学生質問「シーレーンの確保について質問したい
  重要なエネルギー源は石油などの化学エネルギー
  化石燃料の重要性は高まっている
  そうしたエネルギーは輸入に頼っており、石油は中東が9割
  革命や海賊、紛争など多くの不安定要因がある
  地震では自衛隊が10万人態勢では災害体制であった
  安定したシーレーンを確保するのは容易じゃない
  外交的に、安全保障的にどうしたらいいのか」

・自分のでた大学(の学生)だから厳しく言うと
 本当に既成概念のままなんだよな

 例えば、村山内閣というのがかつてあった
 諸君は、子供だった、生まれてはいるか
 その内閣ができて、村山さんが自衛隊の観閲式に行った
 社会党の村山さんがなんというかと注目を浴びた
 そしたら突然、防衛庁が用意した紙ですが、シーレーン防衛というのが出てきた
 社会党委員長の口から出てきた
 貿易路を守るというのがシーレーン防衛だが
 それを原稿にして送り込んだ
 当時の政治部長、いまの専務、青山これ何かの間違いだろうと
 社会党が言うわけがないと
 今言ったんですよと
 いや言わないだろうと。それ海軍の話だろうと
 通常考えたら、社会党が考え方を変えたんだとなりそうだが
 根本的には変わっていない

 日本は海外に依存するが、シーレーンは守らないといけないが
 第二次世界大戦と同じような話
 自前なエネルギーを持つにはどうすればいいかを考えないといけない
 シーレーン防衛、そんなものは防衛じゃない
 彼らにすがっているだけ
 国際社会から見たらどうするか
 ここを抑えればいいとなるじゃないですか
 そうすれば日本は電気がつかない

 そしたらあの戦争の経験はどうだったなだと
 防衛というものがなんなんかがわかっていない
 自立してそれをまもるから、みな主権を持っているから大事にしあえる
 ところがあらかじめ外国に依存しないといけないから依存のルートを守るというのは防衛じゃない

 ハイドレートが実現しても交易はするからシーレーンをまもらないといけんが
 個人個人が独立して、日本の独立をまもりながら考えること
 家族で考えてもそうでしょ

 全体に今までさんざん手あかがついていることに質問が依存しすぎ
 そしたらシーレーン防衛の現場に行ってみる
 マラッカ海峡で半日屈んでいるだけで防衛が分かる
 あした青森の三沢基地に行くだけでいい
 F16というアメリカの爆撃機が朝鮮半島に飛んでいく
 ビルに食堂があるから、海鮮丼がおいしい
 列をなしてとんでいきますよ

 軍人がいるから、(英語が下手でも)話しかければいい
 サルコジやメルケルは英語が下手ですから
 でもサミットで話すでしょ
 三沢の軍人も喜んで話してくれる
 そしたら防衛がなにかが体にしみてくる
 肉体というのはそういうもんだ
 決して頭先で考えない、いいですか
 そこから考え直してください

青山氏講演/報道のタブーについて

学生質問「与えらていたのは保安院が経産省傘下にあるために機能をはたしていなくてみたいな質問だったが
  感覚に沿った質問をしたい
  私自身は被災地に踏み入れていないが
  いまある報道じゃなくて
  現状を知ったなというのが、新聞にのっていたルポ
  ずっと死体の話をしている
  今の報道は言っていないことが多すぎると
  言えばいいというのも違っていて
  影響力も考えないといけない
  子供が死体の映像を見たらどうかというのもある
  ただショッキングというのだけで隠しているのではないか 
  そこを伺いたいと」

・(昔勤めた)共同通信で日本の記者の矛盾に本当にぶつかった
 タブーが多すぎるんだよね
 法で定めたタブーならいい。国会審議を経ている
 全部のタブーが自主規制
 そんなに言っちゃいけないことだらけなのになんで人のことが言えるのか

 亡くなった方の身体の問題
 尊厳の問題がある
 簡単に出しちゃいけないと今でも思う
 それならそれで自主規制をなんとなくやっているんじゃなくて
 普段から示すべき
 こういう基準でやっているんだと示して審判を受けるべきだと

 今の質問に答えていうと
 会社がというより、ぼくたち記者の生き方の問題
 なんで記者を目指したのか

 (マスコミに)はいると大隈講堂のような巨大な責任がのしかかる
 1行で人生がなくなるひとがいくらでもいる
 その責任を生き方として考えないといけない
 いい人なのに強姦魔になった消防士とかいて
 入っていくと家族のプライバシーもある
 モラルがどれだけ重要なのか

 人のことはかけるが自分のことは関係ないという記者は多い
 人間を問いかけられる人じゃないと記者という仕事はしてはいけない
 タブーになっていることをタブーを超えてやらないといけないことがある
 死体の写真含めて

 警察官や消防官、自衛官、ほとんど機材は使わない
 ずっと手でやっていく
 いまだと生きている可能性ないじゃないですか
 でも手でがれきをどけていく
 ご遺体の尊厳を守るため。腐敗も進んでいるが
 少しでもいい状態で家族の元に反したいと

 あのおなじだけ志をもっているジャーナリストはいるのかと
 誰にもほめられないのに
 命令されたのではないのに。人間として大事にする
 そういうことは現地に行かないとわからない
 (映像に)がれきの山は映るが
 (実際の)手触りはちがう

 がれきは、多くは服がまとわりついている。ジーパンであったり、ワンピースだったり
 それを自衛官等に聞くとね
 衣装ダンスが流されてきたのかと
 いや、現場の経験から、ご遺体から脱がされた洋服ですよと
 パソコンにワンピースが絡まっているのを見ると、どのような状態だったかわかる
 それに敬意をもって、洋服に触ってみたり
 それがジャーナリズムの原点

 自分の生き方をただすのがジャーナリズムの原点というのが、日本のジャーナリズムから失われている
 ワシントンポストも綱領のようなもんがある
 アメリカも問題の多い国だが、それにも学ぶべきである

青山氏講演/ジャーナリズムの使命

学生質問「ジャーナリズムは本来の使命を果たしているのかを伺わせてもらう
  原発半径20kmが警戒区域、30kmが屋内退避から計画対比区域になっている
  10万人もの被災者が避難所の生活をしている
  ジャーナリズムは2つの問題をつきつけられている
  一つは原発がもたらす恩恵の話
  恩恵を享受していないにもかかわらず避難地域になったところもある
  原発事故のリスクを過小評価したものといえる
  ジャーナリズムは監視機能を果たせていたか 
  第二にメディアにおける報道の限界
  大手メディアは原発に近い避難所には現地入りできなかった
  青山先生は現地入りをして原発にも入った
  ジャーナリズムが震災の中で特に報道すべきことはあったか
  課題となるであろう2つについて、ご見解を伺いたい」

・前半と後半の話を合わせるが
 ジャーナリズムは責任を果たしていないんじゃないかと
 まったくそうなんだが
 おぬしの問題は新聞に書いてある問題に見える
 勉強して終わりということじゃなくて 
 この程度の問いかけだと今のジャーナリズムは困らない

 早稲田だからジャーナリズム行きたい人多いだろうし
 ぼくも共同通信で記者を20年いた
 ペルー事件がなければまだいたと思う
 ジャーナリズムの内部は分かっています
 この程度の批判なら繰り返してきて、やってきたことになっているから
 だから変わらないんです

 現場に即して、もっと踏み込んで体で感じた問いかけをしないと
 本当の質問じゃない
 いい質問だけれど、過去の話でしょ
 交付金の問題も、いままではこうでしたよねと
 原子力とジャーナリズムの関係は現在進行形
 ジャーナリズムのアンフェアが被害を及ぼしている
 2つ目のことにもかかわるんです

 まず、今日集まってきてくれた方々
 普通に報道されるニュースに、あれここはおかしいというところはあります
 そこに引っかかってほしい
 警戒区域、そのまえ避難区域だったでしょ
 同心円を書いて、法律に基づいて、原災法
 戻ってはならぬと
 菅政権それをやっていますね

 ところが、現在も続けているうえで
 川内村ってあるでしょ
 どういう村ですか

学生「最初に一時帰宅された場所」
 
 菅政権がやった、一時帰宅の第一号
 一次だけ帰宅させると
 始まったのは5/10
 震災から2ヶ月経つわけですね
 2時間だけ帰宅していいと
 おばあさんまで防護服来て
 着慣れない人は大変ですよ

 2時間だけ帰っていい
 70cm四方のビニール袋を持たされて
 入るものだけ持って良しと
 世界で有名になった
 そこまで汚染されているんだと

 ところがあのニュース、思い出してください
 ビニール袋の中、ご位牌を持って帰った人がいる
 東北地方は地縁血縁を大事にするところだから
 ご先祖様をほおっておくことはできない
 ご位牌は必ず外に出ていますよね
 マンションじゃないんですよ
 農家が多いから、外気と通じている
 下に落ちている位牌も多かった
 落ちていたものを持って帰って、スクリーニングといって調査しますね。除染しないといけない
 除染した物はなかったと報道していたでしょ
 しかしそれを聞いたら、もう一度言いますよ
 ご位牌は外部にさらされていたが、スクリーニングいらなかった
 川内村は汚染されていないんでしょ
 それなのに汚名をかけられている

 川内村の産品の誰が買うんですか
 日本が作った産品を誰が買うんですか
 日本国民もこのままいくと被害者になってしまうんです

 なぜかというと同心円の政策がまちがっている
 こんなにひどくてもチェルノブイリとは違うんですよ
 チェルノブイリはお釜の核分裂反応が止められないままお釜が爆発した
 プルトニウムまで爆発した
 福島は外カバーの建屋であって

 お釜の外からもれ出したものもあります
 ただ基本的に軽い放射性物質が出て行った。ヨウ素とセシウム
 ヨウ素は8日で半分だから
 セシウムは問題になっているが、軽いから
 軽いということは、細かいチリにのってひろがっていくから
 同心円で広がることがあるんですか
 100%ありません
 地形と風向きで特定の方向へ流れていく
 何が起きているかというと、実際の汚染は北西方向

 飯館村ってわかるでしょ
 40kmあるから
 みな飯館村に避難していった
 そしたら4/10になって、官房副長官が呼び出して 
 飯館村はとにかく計画避難してもらうと
 村長はどこいくか決まっていると思ったら
 官房副長官は、5月末まで避難しろという計画なんだと
 ぼくは江戸時代の幕府じゃないよと

 それに協力しているのはメディアでしょ
 川内村が汚染されていないのと
 40km離れたところで汚染されているのと
 それを報じないメディアというのはなんなのかと

 交付金も問題ですよ
 たったいま(ジャーナリズムは)務めはたしていない
 なぜかというと記者が現地に入らないから
 現場に入ってなんぼじゃないですか
 ぼくは45歳は実務をやろうと思ったから
 これからどう立ち向かうのかと
 テレビのコメンテータや評論家、よくそんな話がつづけられるなと
 ジャーナリズム論じゃなくて人間の在り方 

 ぼくは川内村あるいて、7時間歩いて23μCvしかなかった
 (それくらいなら)成田からハワイに行くまでに(機内で)浴びますよ
 自分の体で歩いて
 計画停電は菅政権が誤りを認めないから
 原子力安全委員会も保安院も間違いを認めないでいい
 トップが間違いを認めないから

 メディアも自分の体で行って間違っているといわないといけない
 みなの身代わりで行くのがジャーナリズムでしょ
 ほめてもらうわけじゃない
 人のために取材するのがジャーナリズム
 自分のためにやっているからくさってくる
 ぼくらは教育を通じて人のために生きるのが人間だと受けてこなかったから
 そこから考えてみませんかという問題提起をしている

青山氏講演/都市構想について

学生質問「都市構想について伺いたい
  原子力の被害が続いても、復旧に向けた動きは続くと思う
  交通機関は被害を受けた
  第三セクターも持続的に経営を続けられるか不透明
  高齢者や通勤通学の足として欠くべからずもの 
  安心安全の地域づくり、漁業の最高、復興とっくの産業誘致、観光地としての魅力の向上
  などをふまえた都市構想、施策について伺いたい」

・(君の質問には)すでに提案が入っているんだよな
 漁業再興に法人が入るとか、復興特区とか
 提案がある意味でもいい質問だが
 ただし出身の早稲田大学だからこそ厳しいこと言うが
 こういうのは既存の政治家が紙を棒読みしていうようなこと
 被災地からもこんな話は聞こえない

 現実を踏まえると、まず第一に、
 震災後の町や村の在り方を考えるなら、新しいものを作る前に、元に戻さないといけない
 菅さんの脱原発で自然エネルギーの聖地にすると
 佐藤知事も中身は同じような夢物語

 みなが願っているのは、元の仕事をやらせてくれということ
 いままで誇りを持って住んで働いてきた
 原子力災害の地や津波の被害地でも元に戻さないといけない
 夢を語るのはその先
 元に戻すことをやらないといけない
 交通網なら三陸地方の鉄道をどう復興させるのか。
 高速道路を、10年計画と言ったが、本当はもっと早くやらないといけない
 高速道路の土手が防いでくれたところもある
 災害を防ぐ高速道路というのもあったんだなと

 ただ完成を目指すだけじゃなくて、新しい作り方がある
 奇妙な人工的な町や村を作るんじゃなくて
 元に戻すための復旧をしないといけない
 そのうえで問題なのは、津波の恐怖とともに暮らしたくない
 もう一度来た時に同じ悲劇は繰り返したくない
 戻すと同時に、宮城岩手は高台に集団移転することを選択した場合はそうしないといけない
 バラバラに移すんじゃなくて、集団で土地を造成して家を作り
 今までの場所を捨てるんじゃなくて仕事の場、雇用の場、いままでと連続しているもの

 高地と低地の通勤をマイカーだけにたよっていいのか
 第三セクターの問題は深刻だが
 縦に走る、高台と海岸を結ぶ距離の短い第三セクターはありうると
 そのことを地元の人と少し話してきた
 なんとなくわかっていただけるんじゃないかということは
 報道されていることではわからんなと

 法人の漁業再興と(質問に)あるが、被災地に行って漁業組合で話すんですよ
 みな船の修繕とかはじめています
 そこに行けば、話してくれる人もいる
 10人いたら9人はなんだこのやろうとなるが、1人は話してくれる
 その人に法人参入と言えるかどうか
 カキ剥き場ってあるでしょ
 養殖場は爆撃を受けたかのような状況になっている
 そこに鉄柵があるが、アメのようになっていて
 そこに小さな牡蠣殻がずーっとこびりついている
 子供のままカキは死んだ
 そこへ行って、あなた自身が現場を踏んで話をして、そのうえで質問をすべきだ
 どこからかの借り物の提案は学生であってもしてはいけない

 現在の震災でいうと、企業経営を持ち込むんであれば
 みながれきを仕分けしているんですよ
 電化製品、遺体から脱がされた衣服、布団 
 そこから再利用のものを取り出して復興しようとしてきて
 そういうところに関係してくれる企業はあるかというのを
 漁業に法人参入というなら、ぼくが(自分で)企業つくるな
 ただし君の選択ですよ

青山氏講演/経済復興と電力問題

学生質問「経済復興と電力問題についてお聞きします
  大震災に伴う原発事故で、日本では脱原発の声が高まっている
  そのような風潮の中、さらに原発軽視に世論が偏りうるが
  原発に代わるものが出てこないといけない
  経済復興を果たすためには企業が生産活動することが欠かせない
  電力問題と企業活動の維持発展は可能なのでしょうか」

 結論から言うとそう悩ましいとは思っていない
 本当はそんなに選択肢はない

 原子力について、原子力に未来はありません
 四国電力の伊方原発というのがあって
 伊方原発というのは、日本で唯一内海に面した原発
 津波のリスクは明らかに少ない
 3号機、止まっているがまだ若い原発で
 原子力はPWR、加圧水型
 東電で問題があるのはBWR、沸騰水型、前から問題が言われていた
 Pだから安全というわけじゃないが、BWRよりはまし
 日本で最も安全な原子炉の一つといっていい
 しかし再起動しても、30年40年したら寿命が来る
 これは長期ともいえない
 今日の諸君が還暦前後
 そのときに新しい原子炉作れるんですか
 作れません
 事故を忘れないからじゃない
 30年40年たっても福島原子力災害が終わらない
 その一番つらいことを言わないからメディアと政治が腐っている

 なんで終わらないかというと、冷温停止しないから、違います
 いまは冷温停止に近い状況
 冷温停止は確実になっていく可能性はある
 汚染水の処理システム、根本的な問題は
 処理は進むと水はきれいになるが、膨大な量、高濃度の放射性廃棄物が残る
 汚染された水を、ゼオライトで吸着する
 あとは放射性物質がてんこ盛りのゼオライトが残る
 東京が引き取るのか、六ケ所村が引き取るのか
 国内誰も引き取らない
 フランス原子力庁の高官にあって
 根本的な問題は、廃棄物が残ることですよねと
 そのとおりですと。青山さん日本は不思議ですねと。ほとんど話題にならないと
 国内で引き取らないと、ぼくは反対だが、海外で引き取れとなると
 フランスが仲介して、アフリカの最貧国というのはありうるかと
 何兆円という金があるとあるかもしれないが、それをやると日本はおしまいですと

 誰が面倒見るかというと、申し訳ないが福島県民
 原子力発電所の中に最終処分場を作って
 100年たってもなお、福島県民の災害は続いている。もちろん雇用も生むが、災害は続く
 だから新しい炉は作れない

 だから賛成反対の話をしても意味がない
 だから原子力に未来がないから新しい未来を考えないといけない
 風力と太陽光で十分なのか
 自然エネルギーだったらリスクがないという人
 はっきり言うと信じちゃいけない
 原子力にはリスクがないといってきたのと同じ
 リスクがないエネルギーはない
 自然エネルギーは優しいというのはうそでしょ
 地震津波というのは自然エネルギー
 また同じことを言うのかと
 新幹線は飛行機より安全というひともいるが、小さいプラスチック爆弾で横転する

 風力をやってきたデンマークに行って
 政府の環境省の人にあったら
 あなた、民間人だから言ってくれと
 風力を中心にしてはいけないと
 自然破壊だからと
 デンマークはそうなってしまったと
 低周波で苦しんでいるひとはいると
 苦しむ人はずっと苦しむのが低周波だと

 (太陽光が多い)ドイツは、平地が少ない日本でどうパネルを張りつくすのかと
 自然破壊をするのかと
 ドイツもすでにフランスの原発からいっぱい買っている

 ベストミックスしかない
 火力のコストを下げて、外国への依存度を下げないといけないから、日本海のメタンハイドレードを使えと
 (現在の原発の寿命が来る)30年の間にハイドレートの火力の実現とともに
 どんな技術を使うかを既得権益を離れて考えないといけない
 原子力なら核分裂じゃなくて核融合型の
 太陽も核融合なんです
 その時間は30年ある
 選択肢はほとんど定まっていると思う
 そして経済的な側面からいっても
 国民が真実を知って
 みんなで力を合わせようと
 既得権益にまみれた東京大学を、早稲田大学や慶応大学が倒していかないといけない

青山氏講演/危機管理の意識について

学生質問「国民一人一人の危機管理の意識について伺いたい
  深刻な原発事故は福島が初めてだが、津波は初めてじゃない
  三陸は100年のうち3度大津波の被害を受けている
  岩手県宮古市の石碑に注目が集まった
  ここより下に家を建てるな
  昭和三陸地震の後に住民が被害者が出ないように建立したもの
  その存在もあって、今回の震災の被害は免れた
  津波の被害を警告する石碑はあるが、危機管理に生かされているのか
  東京大名誉教授の先生が失敗学を提唱しているが
  現在、未来に臨む姿勢を、危機管理や、社会にかけているのではと思う
  お考えを伺います」

 深刻な質問なんです
 愛国者なので日本の芳しくない話はしたくないが
 津波はまさしく学んでいないでしょ

 4月22日金曜日に原発に入ってきた
 東電が用意したコースを回るんじゃなくて
 自分で見たいところを原発の構内の中で吉田所長に提案して認めたところに行った

 一つだけ申すと、現場を確認したかったところの一つは、海側がどうか 
 直接津波がやってきたところはどうか
 いままでTVにでていないでしょ
 それを確認したいと、合意が成立して
 これはひどいな、という声がでた
 鉄策、丈夫なものがあるが、ぐにゃぐにゃにまがっていて
 小型戦術核のような兵器で(やられたような)

 ただよく見ると、海側すぐには原子炉建屋はない
 奥に原子炉建屋がある
 海側の施設は徹底的に破壊されているけれど、それが盾になって奥の原子炉建屋は守られた
 かつての津波、威力あった津波が来たのに
 日本の原子炉建屋は耐えた
 水素爆発は菅首相をはじめとする人災であって
 国会に呼ばれた時もそのことを申したが

 この話を聞くと、福島第一原発の本当のリスクは分かるでしょ
 汚染水もリスクだけど
 本当のリスクは違うでしょ
 今言いましたね、考えるヒントを込めていった
 自分で考えるのが学ぶということですからね

 いま福島に津波が来たのはたまたま来たのじゃない
 地球でプレートが動く時期で
 始まりは2004年、スマトラ島。7年前、なんとなく大きな地震があったの覚えているでしょ
 M9.1の地震で22万人の人が亡くなった
 そのあと2005年3月にもう一度M8.6の地震が来て大きな犠牲があった
 福島だけ2回目は来ないの?
 危機管理というなら備えるのが普通でしょ
 1回目は奥の原子炉建屋は守られた。爆発は人災でしょと
 もう一度津波がきたらどうなんですか
 盾になった建物はないんだよ
 原子炉建屋に直撃し、圧力容器格納容器を破壊することも想定しないといけない
 これまで全く何も報道されなかったし、政府に考えもなかった

 吉田さんという男の中の男
 命を落としてもいいとやっている吉田所長
 構内に防波堤を作れと言っていたのに、保安院は、建造物を作るなら検査とか手続きとかいろいろあって
 1年くらいかかると
 1年津波待ってくれるんですか
 間に立った東電の本店
 じゃあ土嚢を積みましょうと
 土嚢なら構造物じゃないから手続きがいらないと
 台風の時にため池のときに積むやつですよ
 これが現状なんです

 福島原子力災害が起きてなお、過去にすら学ぼうとしないのが現状であって
 打開するのが若い諸君と言いたいが
 若い諸君と高齢の人と合わせて連合しかない
 世代で分けるから国民の力が一つにならない
 過去に学んでいないのではと自分の問題として考えてくれたら
 戦艦大和の後に空母の時代が来たのになぜ大和にこだわったのかと

青山氏講演/メタンハイドレートについて

・学生質問「今回の震災を通じて日本は原発から新エネへの変換期に来ているが、
  日本近海のメタンハイドレードが挙げらえる。台湾中国が発掘に力を入れる中で
  日本は石油利権に絡む政治家がいて開発が行われていないと思うが」

・僕だけくつろいでいてもうしわけないが
 来ているのがロータスというレーシングチームのもの
 2年半くらい前にA級ライセンス取り直して走っているんだけど
 若い人少ないので、じじばばだけで走っていてもしょうがないので
 たってはなしていいですか
 誰もいないんじゃないかと思ったが、少ししてよかったが

 いま最初にメタンハイドレードについて聞いてくれたことについて評価するが
 知っている人いますか
 すごいな。いかに(この会場の)レベルが高いかということだが
 いま意図的に知らしめないようにしているからです
 実用化したら天然ガス、まったくいらなくなる
 なおかつ、石油もかなり減ると思うから
 資源がない国、外国から買うことによって利権を得ていた人は利権を失うから
 知らない人いる? いやいいんですよ
 じゃあその説明から
 この講演あしたの朝5時まででしょ
 そのくらい祖国の未来を考えないといけないことになっている

 今日は後ろまでいないから見えると思うけれど
 メタンハイドレート
 要はメタンですから、天然ガス
 科学の言葉では水和物
 メタンの分子が水の分子と一緒になっている
 巨大な水圧がかかって氷になっている。凍った天然ガス
 特別なもののようにいうことがおかしくて
 週刊新潮に悪魔の資源と
 櫻井よしこさんが。自宅に行って、青山博士と行って、2時間くらい説明して
 櫻井よしこさんもがらりと変わった
 誰に聞いたかというと、東北大学の有名な先生がそういう風に言って
 その先生は石油の先生。石油工学
 従来の石油工学の人にはわからないのに、石油工学のひとがリードしてきた
 既存の人はメタンハイドレートが使われると困る
 神様のいたずらと僕は言っているが、プレートが潜り込んでいる海の底にある
 プレートが潜り込んでいるから大震災も起きた 

 ん、次の説明まであと5分? そんな制限があったのか
 潜り込んでいるところにできるのがメタンハイドレート
 地震に苦しんでいるけれど、そのおかげで埋蔵資源としては最後の希望であるメタンハイドレートがある
 中東にはないんです
 第4の埋蔵資源として認識されたのはいまからまだ12年
 でも10年以上たっているから、自民党政権から、500億円使って研究をしてきた
 若い学生諸君であっても君たちのお金なんだよ
 Tシャツかっても消費税払ってますよね
 いままで一粒も出なかった
 なぜか。1か所しか研究をしてこなかった
 日本政府が10年間もやってきたのは、この1か所だけ
 どこかというと、南海トラフ
 トラフというのは海の浅いくぼみのこと、紀伊半島、四国沖
 注目したのは正しかったから
 南海地震が心配されているでしょ
 地震の巣にメタハイはできるから
 ここにあるんだけど、状態が問題
 海の底があるでしょ、その上に海の水がありますよね、そこに船がある
 メタハイは海底からさらに300~500m
 海底まで3000mくらい
 更に砂や泥とまじりあっている
 海の上からボーリング調査、石油工学がやってきたようなことをしても、どれがメタンハイドレートなのか
 見分けがつかないから見つけ出せず、取り出すのも難しい
 コストに合わないからということになり、掘られたらかなわないから悪魔の資源
 でもおかしいところがあるでしょ
 みたら一目瞭然でしょ
 なんで太平洋は、日本海は調べないの
 佐渡島と新潟の間で地震が起きて
 日本海を全く調べてこなかった
 日経も、産経もそうです
 日本海は書いてない。ないからじゃなくて、調べていないから
 そして、僕の信念は、天はすべてをみているというのはある
 私たちもそれを追求していなかった

 日本海で、ナホトカ号というタンカーが沈んだ
 海の中に油が広がるじゃないですか
 政府から、自民民主、両方既得権益の政党です
 私たちの独立総合研究所の青山博士、私の配偶者です
 あれ、今日は静かだな。日本だとかぁちゃんの話か、となる
 海外じゃ興味を持たない
 これが僕らの社会の課題の一つ。頑張れ働く女性
 船に魚群探知機、利権に関係ない、コストがかからない
 魚群探知機で油を探してくれと政府が言ってきたらから
 油を見つけていったら、神様は見ていると思ったのは、海の中に柱が立っているのを見つけた
 プルームとよんでいる。平均でスカイツリーくらい
 これなんだろうと。
 日本海側にはメタンハイドレートが海底の表面か、結晶になっているんではと
 映像と、科学的なデータを東京大学の先生に持っていったら
 我々と政府でやっているんだから、余計なことはしなさんなと
 なぜ日本海を調べないかというと、余計なことは言うなと
 しかし、この国にはいいところがあって、どんな組織にも良心的な人はいる
 これはメタンハイドレートじゃないか、とおっしゃった先生はいる
 泥の中じゃなくて水の中を見る方法があったかと
 そしてとにかく一人でも東大の先生みとめてくれたから
 それを活用して研究していったら、これはメタンハイドレートで
 海底の上に露出してメタンハイドレートがならんでいるところがあった
 それは佐渡の南。手に届くわけ
 とりだしたら運送コストもかからない。それがこまるんですよ
 輸入の利権がくずれるから、それがこまる

 今日この前に政府と石油会社の人と話してきた
 原子力の代わりになるエネルギーをどう見つけるか
 原子力に未来はない。ただ30年か40年先
 新しい原子炉を作ることはできません 
 だから日本海のメタンハイドレートが注目されたといいたいが
 モノを言うなという圧力がかかっていて
 青山博士は青山繁晴に情報をつたえるなというのを書かされたと
 われわれはヘでもないということを今日言ってきた
 真実を言う時が来るから首を洗って待っていろよと言ってきたところです