おいて実際どうするのが効率的なのか、調べてみました。
■消費電力用途別シェア
家庭での消費電力の用途別シェア(*2)は以下の通り。
25.2% エアコン
16.1% 冷蔵庫
16.1% 照明器具
9.9% テレビ
4.3% 電気カーペット
3.9% 温水洗浄便座
2.8% 衣類乾燥機
1.6% 食器洗い乾燥機
20.2% その他
これの上位から対応するのが効果的のようです。
■項目別対応
もちろん強制してこうしろ、というものではないですが。
−エアコン・電気カーペット・温水洗浄便座:よほど寒くなければ、つけずとも服
装の調整で健康に被害は出ないはず
−冷蔵庫:寒い時期では「弱」でもいいはず
−照明器具:なるべく消す。電球よりLED。早く寝る
−テレビ:つけっぱなしにしない(したくなるが)。エコモードの活用。小さいT
Vでみる
−衣類乾燥機:なるべく干す
−食器洗い乾燥機:なるべく手で洗う
また、待機電力もなんと全体の6%もあるとのことです(*3)。
コンセントを抜くだけだから、簡単ですね。
更に、家庭用の区分には出てきませんが、オフィスやマンションのエレベータも電
力をつかいます。
もし断水したら、重い水タンクを持って階段を上り下りしないといけません。
そのために今のうちから階段の上り下りに慣れておく、というのはどうでしょうか
(エレベータの中に閉じ込められる恐れもありますしね)。
■部門別最終エネルギー消費
では、民生(家庭)部門が頑張って、どれだけ効果があるのか。
最終エネルギーの部門別シェア(2008年実績)では、民生部門 33.8%、産業部門
42.6%、運輸部門 23.6% という結果になっています。
産業部門の比率が最も大きいので、例えば経済活動・生産活動は一時的に本拠地を
関東から西日本にうつす、などの対策も重要かと思いますが、民生部門も全体の1/3
を占めており、この削減は全体に大きなインパクトを与えることができると思いま
す。
「ヤシマ作戦」、寒くて暗くて滅入りますが、どうせいずれ暑さにこらえることに
なるので、今のうちに寒さを満喫しましょう!
■補足
*1:アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』において、国民から「電気を徴収」して使徒
(敵)を撃ち抜いた作戦名にちなむ。アニメの作戦名の出所は、源平の「屋島の戦
い」(那須与一が扇を射抜いたやつ)
*2:パナソニック←資源エネルギー庁「平成16年度電力需要の概要」
http://panasonic.co.jp/csd/kaden/denryoku/index.html
*3:平成20年度 待機時消費電力調査報告書/省エネルギーセンター
http://www.eccj.or.jp/standby/08/index.html
*4:平成20年度におけるエネルギー需給実績(確報)/資源エネルギー庁 総合政策
課
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/jukyu/resource/pdf/100415honbun
.pdf
■参考
−でんきの情報広場/電気事業連合会
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/index.html
−家庭の省エネ大辞典/省エネルギーセンター
http://www.eccj.or.jp/dict/index.html
−光熱費を年間4万円減らす方法
http://sakugen.dietco2.com/japan/index.html
−計画停電、暮らしにこんな影響が/朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201103130327.html
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