前回のエントリで、最近の Jリーグの 1 試合平均観客動員数が開幕時の水準に戻りつつあるという数字を見ました。
回復の理由として、ワールドカップ効果かな、とも思ったのですが、どうもそういうことでもなさそうなんですね(例えば盛り上がった2010年は、2009年より観客動員をわずかながら減らしています)。
となると次に考えられるのは、人気のチームが調子がいいから、全体の数字を引っ張っているのでは、ということ。そこで、各チームの順位の推移と、各年度の J1 の平均観客動員数の相関を見てみました。尚、対象は Jリーグ発足時の 10チーム(除くフリューゲルス)です。
(順位の数字(小さいほどいい)と動員数(大きいほどいい)の相関なので、相関が低い(-1 に近い)ほど、そのチームの順位が全体の動員数に影響を及ぼしている、ということになります)
すると、やはり動員数トップを誇る浦和レッズがダントツの上位。レッズが調子いい→レッズの動員数が大きく上がる→全体の動員数も上がる、という関係がありそうです。2位ガンバ、3位 JEF は少々意外な気もしますが、この相関係数(小さい方がよい)と各チームの動員数(大きい方がいい)の相関係数(ややこしいですが、これも小さい方が良い)は ー0.48 なので、やはり人気チームが上位であるほど、全体が盛り上がっているというのは言ってよさそうです。
一方の下位はベルディと F・マリノス。この2チームの順位が低いほど全体は盛り上がっているというわけで、開幕当初の人気 2チームだけに、この結果には時代の移り変わりを感じえませんね。
※参考:元データ
Jリーグ公式サイト http://www.j-league.or.jp/data/
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